「凶悪」についてまとめます。

2013年製作 日本映画 R15+指定
上映時間:128分
配給:日活
解説
ノンフィクションベストセラー小説
『凶悪 -ある死刑囚の告発-』を原作とした
社会派サスペンス・エンターテインメント映画です。
白石和彌監督の初の長編作品でもあります。
原作は、1999年に実際に起きた凶悪殺人事件
「上申書殺人事件」を基に、獄中の死刑囚が告発した
殺人事件の真相を新潮45編集部が暴き、
首謀者逮捕に至るまでを描いた犯罪ドキュメントです。
2009年の文庫化で10万部を超える
ベストセラーとなった他、2011年12月には
フジテレビ系バラエティ番組
『奇跡体験!アンビリバボー』で紹介されました。
ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く
藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、
「先生」と呼ばれる不動産ブローカー役で
リリー・フランキーが初の悪役に挑みます。
作品の内容(あらすじ)
取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と
面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、
須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に
関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる
首謀者がいるという告白を受ける。

須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、
藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。

藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の
真相が明らかになっていく。
キャスト
藤井修一(スクープ雑誌の記者):山田孝之
須藤純次(死刑囚、元暴力団組長):ピエール瀧
木村孝雄(先生と呼ばる男):リリー・フランキー
藤井洋子(藤井の妻):池脇千鶴
藤井和子(藤井の母、認知症 ):吉村実子
五十嵐邦之(須藤の舎弟):小林且弥
日野佳政(木村から須藤に託された舎弟):斉藤悠
作品の感想
いつの間にか、物語に引き込まれてしまうという
見応えのある内容です。
人を殺す事も暴力を振るう事もなんとも思わない
ヤクザのピエール瀧。
そのヤクザの裏にいるサイコパスのリリーフランキー。
犯罪を許さず犯罪者に罰を与えようとする、記者の山田孝之。
この3人の演技が素晴らしいです。
特にリリー・フランキーの悪役は凄みがあり最高でした。
映画が進むに連れ、どんどんピエール瀧と
リリーフランキーの凶悪さが暴かれていき、
見る人によっては、とても嫌な映像の場面も
多々あると思います。
また、山田孝之が演じる藤井修一は
認知症の母親の介護に背を向け、妻に任せっきりでしたが、
これも考え方によっては悪です。
ですから、この作品は3人の悪が
ぶつかり合っている内容だと思います。
評価 ★★★★★ (5/5)
人を殺すシーンが嫌でなければ、
是非、観て欲しい作品です。
「凶悪」は
下から無料で視聴できますのでどうぞ!