Jinrikisha?じゃず力車?

http://en.wikipedia.org/wiki/Page_One_(Joe_Henderson_album)

ジョー・ヘンダーソンというテナーサックス奏者の初のリーダーアルバム(1963年)です。管楽器愛好家でなければ意外にマイナーなアルバムかもしれません。このアルバムの中ではBlue Bossa、あるいはRecorda Meという曲が有名で、ジャムセッションなどでしばしば演奏されます。ですからJAZZに挑戦したい演奏者の方は是非手に入れておきたいアルバムの一枚ということになりますね。今回のジャズフェスでもおそらく何組かのバンドが演奏するのではないかと思っています。
さてこのアルバムにはJinrikishaという曲が入っています。そう、人力車です。この曲が作曲された背景はあまり詳しく語られていないばかりか、当時「中国の、人を運ぶカート」などと解説されていたりしていたそうです。ですからこのアルバムを紹介した多くのブログでも「中近東的」だとかいろいろステレオタイプな表現が見られます。
私個人としては、この曲のリズムやテンポは人力車夫のステップを上手く再現しているように思うのですが如何でしょうか?目を閉じれば車夫の足元が脳裏に浮かびます。

ジョー・ヘンダーソンの解説はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3

さて、ここからが本題。事前にJinrikishaを聴いたら当日はこれ!!
その名も「じゃず力車!」
10月20日(日)、12時から17時、ジャズフェスの大会場である「おまつり広場」と「びわ湖ホール湖畔階段前」の700メートルを結びます。ふだん彦根城周辺で人力車を運行しておられる、ひこね亀樂社http://hikonekirakusya.comさんの協力で実現しました。
運賃は片道500円/1人(定員:大人2名+子供1名)です。短い旅ですが、観光地で乗る勇気がイマイチ出ないあなた!絶好のお試し機会ではないでしょうか?


詳細についてはプログラムのP29を参照ください。

【新企画】スタンプラリー

みなさんこんにちは。
事業班の久保田です。

ようやく秋らしくなってきましたね。
秋といえば、食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋・行楽の秋など
何をするにしても良い季節です。
が、やっぱりOJFの秋ですよね。

さて、今回は新企画となりますスタンプラリーについてご案内します。
遊び方はとってもシンプル。

8つの会場にスタンプを設置しているので、会場でスタンパーにスタンプを
押してもらおう。
あっ、スタンパーとはスタンプを押してくれるスタッフの事です。

スタンプ会場は8か所設けていますが、8個のスタンプのうち1日で5個のスタンプを集めると
おまつり広場本部で豪華景品と交換ができます。
色んなミュージシャンの演奏も聞けて、さらには景品もGETできて一石二鳥です。
景品は1日先着100名様(2日間で200名様)で無くなり次第終了となりますので
予めご了承ください。
(景品が無くなった場合はOJF公式ホームページに掲載致します)
スタンプ会場やその他詳細についてはパンフレットに記載していますので確認してくださいね。

なんや!?
まぁ普通のスタンプラリーやん?
とお思いの方しかいないと思います。

ところがどっこい!!
そこは、OJFならではのこだわりがございます。

①スタンパーにこだわっている
奇抜な帽子とマントを装備した衣装でみなさんをお出迎え。
とても素敵な衣装なので注目です。

②スタンプにもこだわった
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今年のメインビジュアルは大津にゆかりのある
かわいいキャラクターが描かれていま。スタンプにも素敵なキャラクターがデザイン
されているので、押した後、ご覧になってくださいね。
スタンプのキャラクターデザインは成安造形大学の有村さんによるものです。

③勿論、景品に一番こだわっている
OJF特製の景品を多数ご用意しています。
景品引き換え時、好きなものをお選びいただけます。

そんな事よりどんな景品があるかって?
一番気になる所ですよね~。
今回、特別に一つだけお見せしちゃいます。

す、すみません。
全てをお見せすることはできないのです。
ですが、こちらのクリアファイルはグッズとして販売されているクリアファイルとは
別でスタンプラリーの為に作成した「超限定品」なのです。
こちらのデザインも有村さんによるもので、アドベンチャーチックに仕上がっています。
本当に素敵なデザインで私も欲しいです。

他の景品は当日までの、お・た・の・し・み!
ぜひご参加くださいね。
皆様のご来場をスタッフ一同お待ちしています。

「マザーレイク・チャリティー・ファンラン&ウォーク応援、青空セッション企画」

来る2013年4月14日(日)に、なぎさ公園サンシャインビーチ周辺で
「マザーレイク・チャリティー・ファンラン&ウォーク」という
イベントが行われます。

実施目的は以下の通りです。

東日本大地震・長野県北部地震の被災者の力になりたいとお考えの方々と集い、
びわ湖の恵みと 湖畔を歩き・走れることに感謝して 震災支援を考える
機会にする。

詳細についてはこちらを参照してください。
http://motherlake.sports.coocan.jp/

例年、大津ジャズフェスティバルでも収益金の一部を震災関連の団体へ
寄付することによって少しでも被災地の皆さんのお役に立てるようにと
活動しています。
そんな関係で、大津ジャズフェスに関係ある音楽仲間によって、湖岸を
走るランナーに向かってジャズの演奏で景気づけを行うような事を例年
実施しています。

いつも演奏する場所は、だいたいこの辺りです。

【google map】
https://maps.google.co.jp/maps?q=35.001109,+135.892123&num=1&t=v&vpsrc=6&hl=ja&brcurrent=3,0x60010d2685b0ff99:0xce4b83babbf8eba6,0,0x60010d2670513483:0x88c5d14a904ebaac&ie=UTF8&ll=35.001158,135.892124&spn=0.000989,0.001644&z=19&iwloc=A

さて、今年の企画なんですが、折角青空の下で演奏する機会だという事も
有って、いっそのことジャズらしく、セッションにしようと考えています。

事前に登録等の面倒なことは一切ありませんし、エントリー料金も有りません。
楽器を持って、ふらっとやってきてください。
その場で、簡単な受付をして貰ってからは、普通のセッションと同じです。

腕に自信のあるあなた!
自身は無いけど参加してみたいと思うあなた!
演奏するかどうかは、その場の雰囲気で決定するというあなた!
とりあえず、見るだけ見てみようと思うあなた!

一緒に、青空の下でのセッションを楽しみませんか?

演奏するのは、いわゆるジャズのスタンダードに成ると思います。
心配な場合は、何枚か譜面を持ってきてください。

集まり具合によっては、演奏回数等の偏りが出たりする可能性についても、
普通のセッションと同じですので、事前にご了承願います。

当日の演奏自体は、11:15 ~ 14:30 まで行います。
適当に休憩をしながら演奏する事に成ると思います。

当日は、小規模のPAセット、ドラムセット、ベース、ベースアンプ、
エレピを用意する予定です。
ギターアンプは今のところ用意していないので、どなたかギターで参加
希望される方が、持ってきてくれたりすると、助かります。

ギターアンプ持って行くから、使っても良いよという方いらっしゃい
ましたら、info@otsu-jazz.comまで事前に連絡して貰えると、助かります。

ちなみに、駐車場は用意しておりませんので、車で来られる方は、市営
駐車場の利用をお願いします。

では、当日の青空の下での演奏を楽しみにしています。

ネタを訪ねて三千里

みなさん、よくご存知の、イタリアからアルゼンチンへお母さんに会いに行くマルコ・ロッシ少年のお話、ロッシならぬ、あっCが、ねたを訪ねて大津の町を旅するってぇことになっちまいやした。

いゃあねぇ~ことの発端は、琵琶湖ホテル前にポツンと立っているポストでやした。
それも、なつかしの昭和をほのぼのとかもしだすもの。

ちょいと、不思議な風景でやした。



でね、仲間内でわいわいやってると、“大津プラスアイ”に載ってる。っていうじゃありやせんか。

早速、見てみると、ありやしたありやした。
大津近辺に6本がんばってやした。

ところがいけねぇ、場所がわかりゃしねぇ

困った、困った、コマドリ姉妹

ところがね、ちゃーんと水天宮さまは、見てなさる。
ポストマップ てぇ粋なサイトが、あるんでやすなぁ~これが

なになに、琵琶湖ホテルのポストにニックネーム?
それも、“おじゃ59ごーぅ” 摩訶不思議な名前でありやすなぁ~
ふむふむ、花登筺先生の生誕の地にも、ありやす。
大村昆ちゃんの”番頭はんと丁稚どん”よく見てやした。

で、思い立ったが吉日、早速仕事帰りに行ってみることに、
ちっ、いけねぇ ここんとこ、日が短いときてやがる。
着いた頃には、真っ暗ケッヶ ただでさえわかんねぇのに

ぐるぐるぐるぐる山手線あっCが棒になっちまって
あった、あった、ありやした 真っ暗な中にじっと立ってやした。



なんでやすかねぇ、じーんときちまいやした。

いやいや、皆の衆ぜひぜひ来てやって、おくんなさい。
がっばってるポスト、労をねぎらい 頭でもなでなでおくんなさいまし。

あとは、おもしろい小ねた満載の
“大津プラスアイ”
それと”大津豆知識”

おすすめは、Vol.19 弁慶の引き摺り鐘、Vol.43 明智左馬之介湖水渡り伝説
まあ、いっぺん だまされたと思って のぞいてくだせえ。

じゃあ、あつCは、これで 大津ジャズフェスティバルでお会いしやしょう!!

ミュージシャン説明会のお知らせ

大津ジャズフェスティバル実行委員会 音楽班です。

今週末9月8日(土)・9日(日)はミュージシャン説明会です。
ご出演くださるミュージシャンのみなさま、お会いできるのを楽しみにしております。
説明会に出席予定のみなさま、今一度、日時・場所をご確認ください。

・9/8(土) 18:00-20:00
場所:明日都浜大津 大津市ふれあいプラザ5階中会議室

・9/9(日) 14:00-16:00
場所:大津公民館 1階大会議室
※駐車場はございませんので、近隣のコインパーキングをご利用いただくか、公共交通機関でおこしください。

また、9月8日(土)は、大津の中心市街地商店街で「大津100円商店街」というイベントがあります。

大津ジャズフェスティバル初日[10月13日(土)]に会場となる商店街もありますので、会場の下見も兼ねて、足を伸ばして街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

『笑』いで大津を盛り上げよう! 第4回大津100円商店街

    日時:平成24年9月8日(土)10時~16時(但し各店売り切れまで)
    場所:中心市街地商店街一帯

    第4回大津100商店街は155店舗が参加予定♪
    「関西学生落語大会」同時開催!!
    お得な100円商品、笑いが盛りだくさんです。

    主催:100円商店街実行委員会菱屋町商店街(振)、長等商店街(振)、丸屋町商店街(振)、浜大津商店街(振)京町未来図、八丁商店街、中央銀座商店街、大津駅前商店街(振)

まちと学生とジャズフェスと

去る6月12日に、浜大津の丸屋町商店街の一角にある大津百町館で、龍谷大学社会学部の「大津エンパワねっと」が主催して、第三回「まちづくりカフェ」が開催されました。「まちづくりカフェ」にて、商店街とジャズフェスティバルをテーマにして、大津ジャズフェスティバル(以下、OJF)実行委員のTabu氏と高槻ジャズストリート(以下。高槻JS)の北川氏が講演を行いました。

今回は、スピーカーのTabu氏と、実行委員であり龍谷大学生でもある塩飽君の、二つの視線で「まちとジャズフェス」についてのレポートをお送りします。


実行委員のTabuと申します
「まちづくりカフェ」は龍谷大学社会学部の学生が運営する情報交換と交流の場で、ここから人の輪、まちづくり活動の輪がひろがっていくことをねらいにしているそうです。
OJFは「ジャズと一緒に街歩き」をテーマのひとつとしており、音楽と一緒にまちを楽しんでもらい、まちも元気になることを目指しております。

今回は、ゲストとしてOJFの師匠である高槻ジャスストリートから北川潤一郎さんに来ていただき、高槻の14年の歴史と経験を語ってもらいました。

シャッター通りを何とかしたいと始めた高槻JS。
はじめは「ゴールデンウィークはお店を休んで静かにしているのにうるさい!」と商店街の人に反対されたのを、頭を下げてお願いし、やがて徐々に人の流れができ、そこからまちに活気が生まれてくるようになった。学生、おばちゃん、外国人まで色々な形で関わってくれ、それが高槻JSだけでなく様々なまちづくりや祭りの原動力になっている・・・・・。

北川さんの話を聞いて、OJFとまちの将来について更に具体的なイメージが湧きました。

参加したまちの皆さんからは、「OJFをもっと楽しい祭りにしてほしい、大津祭の町衆の力を使いたい」といった意見を頂きましたし、北川さんからは、「大津は琵琶湖があって無限の可能性があるし、日本一・世界一になる可能性がある。開かれた祭りを楽しんでやる、夢を持って枠をつくらずになんでもやるべし」との激励を頂き、やる気がむらむらとわき起こってきました。

がんばりまっせー。


こんにちは!大津ジャズフェスティバル実行委員、並びに龍谷大学社会学部4回生の塩飽雄馬と申します。

今回の「まちづくりカフェ」については、これからのOJFを考える上で大変参考になる御話を北川さんからお伺いすることができました。

僕個人、龍大生であり、OJF実行委員の立場でもある故、双方の視点から「まちづくり」を考えています。

まず学生の立場で考えますと、学生の大半は「まちづくり」という言葉に対するなじみが薄いように思えます。
興味・関心を持つきっかけが無い限り、学生がそのフィールドに足を踏み入れることは少ないです。
一概には言えませんが、学生と「まちづくり団体」が交流する機会が限られていることが原因の1つではないでしょうか。
そう言った意味では、今回のような取り組みは非常に意義あるものだと感じました。

次にOJF実行委員としてですが、実行委員会の活動をする上で学生・社会人の違いは無い事を認識いたしました。

ならばどうするか?
やはり自主的・積極的に挑戦するより他にありません。何事にも真剣に取り組んでみることで、新たな経験が得られるのでしょう。

学生として、OJF実行委員として、双方の立場に立ってできる事って何でしょうか?
正解は幾つもあるのでしょう。しかし、「まちづくり」=「地域活性化」という定義の上では、目指すべき形に大差は無いかと思います。

北川さんのお話の中にあった「良い”出会い”が、良い”つながり”を作り、良い”まち(コミュニティ)を作る”」という流れに乗ることが、今後の「OJFとまち」の可能性を握る鍵なのではないでしょうか。

新しい取り組みをすること自体が目的ではなく、活動の中で”まち”を形作っている”ひと”に如何にしてフォーカスを当てていけるか。
そのことを念頭において、今後の活動に取り組みたいと思います。


二つの視点からみた「まちカフェ」の模様はいかがだったでしょうか。

龍谷大学からは、毎年多くの学生さんに実行委員やボランティアで大津ジャズフェスティバルに参加いただいております。
大津ジャズフェスティバル自体も、第1回実行委員長である故小山氏と龍谷大学の原田先生と脇田先生が「まちあるき」の会に参加した時に出た話が開催の発端でもあります。
「賑やかで良いまちにしたい」という共通の目的で、まちと龍谷大学と大津ジャズフェスティバルが一緒になって進んで行ければと思っております。

大津のまちの盛り上がりに、大津ジャズフェスティバルが少しでも役に立てれば良いですね。
実行委員一同、頑張ってまいります。

では~

大津ジャズ日誌 第7回

みなさん今日は。大津初心者の宗純です。
第6回に引き続いて、京阪膳所駅から琵琶湖湖畔までの、後半です。

「ときめき坂」の出口のあたりに、屋根の近くまでツタにおおわれた3階建ての奇妙なお店があります。
どうやら花屋さんのようですが、近づいて店先にある黒板に書いてある文字に目をとめると、一瞬不思議な感覚にとらわれてしまいます。それは日本語で書かれていることは分かるのですが、どう読むのか途方にくれてしまいます。
どうして読めないのでしょうか?
一瞬自分の頭がおかしくなったような錯覚にとらわれてしまいます。ほんの2、3秒後、その黒板はすべて逆さ文字で書かれていることに気がつきます。

お店の名前は「ベティ・ブーフ」。
店主の永野さんが、ご自分で毎週この黒板に文字を書いているそうです。
いったん音楽をとめて、お店の中に入ってみましょう。

永野さんにどうして逆さ文字を書いているのか、ぜひ尋ねてみましょう。
エジプトのヒエログリフ(神聖文字)の話から始まって、大脳生理学の話まで、次々に面白い話をしてくれます。
2匹のブタの絵を書くとあなたの性格診断までしてくれます。さらには、太い竹でできた見たこともない楽器で、不思議な音楽を演奏してくれるでしょう。永野さんはこの楽器で東南アジアまで演奏旅行に行かれたそうです。

すっかり永野さんのお話に聞き入ってしまい、時間のたつのを忘れてしまいそうです。
このあたりで「ベティ・ブーフ」を出て、琵琶湖湖畔を目指すことにしましょう。
曲は5曲目の「コルコヴァード」から再開です。

目の前の国道を、車が次々に速度を上げて通り過ぎる向こう側に、背の高いマンションが見えてきます。信号を渡って左側には「パルコ」右側には「西武大津ショッピングセンター」、そこから先には高層マンションが目に入ってきます。
このあたりが大津でいちばん都会的な雰囲気をもった場所です。ここから琵琶湖湖畔までは、ほんの数分の距離。マンションの間を歩くうち、琵琶湖の湖面の輝きが視界に入ってきます。

小野リサの歌声を聴きながら、木漏れ日の中を気ままに歩いてみましょう。
左に向かえば、琵琶湖ホールをへて大津港へ、右に向かえば大津プリンスホテルをへて近江大橋へと、湖畔沿いの道は通じています。琵琶湖湖畔沿いで一番都会的な雰囲気が楽しめる散歩道です。湖面にはヨットやウインドサーフィンを楽しむ人も見えることでしょう。遠くには「ミシガン」がゆっくりと進んでいるのが見えるかも知れません。目をこらすと、遠くには対岸の草津のマンション群や、大きな風力発電の風車、さらには琵琶湖大橋まで、かすかに見ることができるでしょう。

「世界でいちばん美しいジャズフェスティバル」。

この謳い文句が真実であることを、ぜひあなたの目で確かめてみてください。
本番は10月15日(土)、16日(日)。季節は秋の真っ盛り。
涼しい風が琵琶湖湖畔を吹き抜け、ジャズで熱くなった心を心地よく冷ましてくれます。

すでに京阪電車の石山・坂本線には、大津ジャズフェスティバルのラッピング電車が走り始めています。話題の「けいおん」のラッピング電車の見物もできます。
ぜひとも、京阪電車に乗車して大津の街歩きをお楽しみください。

大津ジャズ日誌 第6回

 みなさん今日は。大津初心者の宗純です。

大津の琵琶湖湖畔は、リゾートの雰囲気と都会の雰囲気の両方を味わうことができます。
英語で表現すると、「アーバン・レイク・サイド・リゾート」って感じでしょうか?
今回はマンションの広告風に始まりましたが、初秋の昼下がり、ボサノバを聞きながら、街歩きをしてみましょう。

 今回選んだのは、小野リサの1998年のアルバム「ボッサ・カリオカ」。
ボサノバと言えば、「イパネマの娘」が有名ですが、このアルバムはその作曲者のアントニオ・カルロス・ジョビンの曲を中心にした、親しみやすいアルバムとなっています。ボサノバの魅力が曲とリズムにあることはもちろんですが、実は歌詞がポルトガル語で歌われることも、隠れた魅力となっているのではないでしょうか。英語なら何となく分かるところがあるけれど、ポルトガル語の歌詞の意味は全然分かりません。だから最初から最後までスキャットとして耳に入ってきます。そしてジャズとは違った鼻歌のような軽やかさも魅力です。

 京阪膳所駅を降り、「ときめき坂」を琵琶湖湖岸まで歩こうというのが今回のルートです。
駅を出て踏み切りを渡ると、道の左右に、ケーキ屋、コンビニ、居酒屋、クレープのお店、コーヒー専門店、美容室、ピザのお店などが、次々に見えてきます。

 1曲目は「ソ・ダンソ・サンバ」。ジョビンの有名なナンバーです。
歌詞が簡単でリフレインが心地よく、ついつい口ずさんでしまいそうです。ゆるやかな下り坂にこの曲はぴったりです。
 2曲目の「ソーホーのサンバ」を聴いていると、足取りが自然とサンバのステップになってしまいます。
 3曲目の「想いあふれて」が聴こえてくる頃、道が二又に分かれている所に差しかかります。右の道を進むとすぐ、子どもたちのにぎやかな声が耳に入ってきます。商店街のど真ん中にあるのは「平野小学校」。開け放たれた教室の窓から聞こえてくる子どもたちの声が、曲とミックスして、まるでライブアルバムのようです。

 道の左側にパリの街角のカフェのようなおしゃれな店が見えてきます。
 通り過ぎるにはもったいない雰囲気なので、いったん曲をとめて中に入ってみましょう。

 「GMT plus un」フランス語読みで、ジェー・エム・テー・プリュス・アン。本格的な紅茶専門店です。
 GMTとはグリニッジ標準時のこと。フランスはこの世界標準時と1時間の時差があるのでこの名前になったそうです。BGMに流れているジャズを聴きながら、紅茶で一息入れることにしましょう。

 ここのオーナーの中井さんは、本物の紅茶を求めて、遠くインド、スリランカまで出かけて、茶葉を仕入れているとのことです。普通では手に入らない貴重な紅茶が、この「ときめき坂」で味わえるというのは意外です。室内の調度品も1世紀近い昔のアンティーク家具やおもむきのある照明で統一されていて、居心地満点です。通販もやられているそうなので、ご興味のある方はネットで検索されてください。

 お店を出て、4曲目の「カリオカのサンバ」を聴きながら、また街歩きを続けましょう。
 坂の出口に差しかかると、あれ?左側に建物全体がツタにおおわれたお店があります。これって何なんでしょう?                      

 次回につづく。。

大津ジャズ日誌 第5回

 みなさん今日は。大津初心者の宗純です。

 大津は地酒で有名な所でもあります。「丸屋町商店街」の中にある「平井酒造」は、1658年創業。350年以上も続いている老舗の酒屋さんです。京阪浜大津駅そばの「小川酒店」には大津に限らず滋賀県の地酒が豊富に揃っています。今回のジャズ日誌は、酒にまつわるお話をしてみようと思います。

 ジャズのアルバムのタイトルや曲名で「酒」がつくものと言えば、何と言っても「酒とバラの日々」ですね。でも英語では「ザ・デイズ・オブ・ワイン・アンド・ローゼズ」。つまりこの場合「酒」と言っても「ワイン」なのです。日本酒を題名にした曲は私も思いつかないのですが、歌詞の中に「酒」という言葉が出てくる唯一の曲があります。

 黒人女性歌手、ディー・ディー・ブリッジウオーターの1994年のアルバム、「ラヴ&ピース/トリビュート・トウ・ホレス・シルバー」の中の3曲目「トーキョー・ブルース」です。今回はこのアルバムを用意して、大津のお店めぐりをしてみましょう。

 私が大津に来て驚いたことの一つは、看板がとても小さくて目立たないお店が多いということです。
 「丸屋町商店街」近くの「でんや」も、そばまで行っても通り過ぎてしまいそうなくらい外観が地味な店です。でも中に入ると趣がある町家で、おでんがおいしいと評判です。大津駅前の中央大通りを大津港に向かってしばらく下ったところにある「だいず屋」も外からは想像できないくらいに中は広くて、モダンな雰囲気です。ここは大豆を素材にした料理で評判です。さらに県庁近くにある「ふゅーちゃ」は、よっぽど近づかない限り何の店なのか分からないと思います。でも昼時はお客でいっぱいです。

 ところで「今回はジャズはどうなったの?」、とお思いの方もいるでしょう。
 実は今回のアルバムは、「丸屋町商店街」の入口近くにある、ジャズバー「パーンの笛」でじっくり聴いてほしいのです。ここは10月15日(土)のジャズフェスの会場にもなっています。夕方、ママさんがシャッターを上げて、照明のスイッチをつけると、ジャズファンの小さな隠れ家の誕生です。さあ、ママさんにこのアルバムを渡してかけてもらいましょう。

 このアルバムはジャズピアニストのホレス・シルバーが作曲した作品に歌詞をつけたもので、彼自身がピアノを弾いている曲も2曲収録されています。ホレス・シルバーは作曲が得意で、スタンダード・ナンバーとなっている曲も多く、あなたも聴いたことのある曲があるはずです。

 2曲目の「ニカの夢」は特に有名な曲です。ここではディー・ディーの溌剌としたスキャットが聴き所です。

 そして3曲目の「トーキョー・ブルース」です。よく聴いていてください。
彼女が「ギンザ」「テリヤキ」「サケ」「スキヤキ」と歌っているのが聴こえるでしょう。ただ、私には「サケ」じゃなく「サキ」に聴こえてしまうのですが。アメリカの特に黒人ジャズマンは日本が大好きで、「ジンリキシャ」なんて曲もありますし、ウエイン・ショーターというテナー・サックス奏者の奥さんは「ミヤコ」さんでした。

 親しみやすいホレス・シルバーの楽曲と、歌唱力のあるディー・ディーの勢いのある歌声で、このアルバムは酒を飲みながら楽しめるものになっています。そしてこのアルバムをもっと楽しむためには、ママさん手づくりのおいしいチリ・ドッグが最高のお供となるでしょう。ちなみにママさんもジャズフェスの実行委員の一人です。

大津ジャズ日誌 第4回

 みなさん今日は。大津初心者の宗純です。
 京阪浜大津駅から徒歩5分、時代から取り残された風情のアーケード商店街があります。
 「丸屋町」そして「菱屋町」商店街。ここが10月15日(土)のジャズフェスの舞台です。

 

今回は1968年のビル・エバンスのピアノソロ・アルバム「アローン」を聴きながら、大津の町並みとピアノの響きが引き起こす、思わぬ化学変化を楽しんでみましょう。

ここは昭和30、40年代には、大津にとどまらず近郊の住民のお買い物やレジャーの中心地として大いに賑わい、休日には人にぶつからずには歩けないほどだったそうです。

今あなたの耳には1曲目の「ヒアズ・ザット・レイニー・デイ」が聴こえていることでしょう。
一音、一音、その余韻を慈しむかのように、ビル・エバンスはゆっくりとテーマを弾いています。
その一音、一音が、隅々までビル・エバンスの美意識に貫かれた一つの世界を形成していきます。
後はビル・エバンスの独壇場。アップテンポで次々にフレーズを繰り出してきます。
そのどれもが「ああ、これが聴きたかったんだ」と思わせるフレーズの連続です。しかも抑制がきいていて、甘さに流されていないのが、曲の美しさをよりいっそう際立たせています。

  シャッターが下りたままの店、昔の店構えのまますっかり時間が止まってしまった店。
  懐かしさと同時に、いくばくかの寂寥感。宴のあと、祭りのあとの寂しさを感じます。
  
  目をとじると、当時この場所を歩いていた多くの人の顔が浮かんでくるような気がしませんか?  
  子どもを連れた若い夫婦、休日のデートを楽しんでいるカップル、お小遣いをもらって遊びに来た中学生たち。
  さぞや商店街は人で溢れていたことでしょう。
  
  今、その人たちはみんなどこに行ってしまったのでしょうか?

2曲目の「ア・タイム・フォー・ラブ」。
ゆっくりと美しいテーマが始まってから、次第次第に音の厚みが増し、演奏が熱気を帯びてゆく様をじっくり味わってみてください。この曲でのビル・エバンスはまるで音楽の千手観音。一つのテーマから無限のバリエーションを紡ぎだし、どこまでもどこまでも演奏が続いていきそうです。

4曲目の「オン・ア・クリア・デイ」が流れてきました。

  あなたは今どのあたりを歩いていますか?
  商店と商店のあいだに、所々に小さな路地が奥まで伸びているのが見えますか?
  とても細い路地だと、「いったん中に入ったら、二度と出てこられないんじゃないか」、なんて心配になりますね。
  
  でも大丈夫。ちょっと勇気を出して入ってみましょう。
  どうですか?あなたの目の前には50年前の風景が広がっていることでしょう。
  
  大津は江戸時代から宿場町として栄えた所です。
  いまでもこんな路地裏には昔ながらの長屋があちこちに残っています。

「オン・ア・クリア・デイ」はミュージカル「晴れた日には永遠が見える」のテーマ曲。
超能力をもった女性が主人公ですが、ここ大津では誰でもタイムスリップができるのです。
この曲でビル・エバンスは、これまででいちばん躍動的に弾いていて、聴き手の身体も自然と揺れてきます。

アルバムにはあと3曲収録されています。
ビル・エバンスの名演奏を聴きながら、さらに路地裏めぐりをお楽しみください。